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2022.05.07

住まいを建てる土地が決まったら確認したいことって? 

 住まいを建てる土地が決まったら、本格的にどんな住まいにしようかな~と考える時期ですよね。
 
  
 しかし、敷地があれば、自分たちが考えた間取りの住まいが好きなように建てられるわけではありません。
  
 建設物の面積制限、高さ制限、防火指定の有無など、様々な制限が設けられていますが
 住まいを建てるにあたって、敷地の持つさまざまな要素や敷地周辺のインフラ環境など考慮しなければならないものがあります。
  
 
 今回は、現地でチェックできるポイントや確認しておきたいインフラ環境をまとめたので、紹介していきます。
 
 
 

 まずは、敷地の持つ要素です。
 これらをしっかり考慮したうえで、間取りを考えることにより、住まいを建て生活している中で気づく
 「日当たりが悪いな」「駐車場停めにくいな」などの弊害を事前に防ぐことができます。
 
 
 
・正確な方位…日照計画に影響するので、敷地が何度くらい振れているか確認する。
 
・敷地の高さ…道路との高低差はアプローチに影響する。また、隣地に与える影の検討に必要です。
 
・接する道路と歩道の幅…道路斜線による建物の高さ制限に影響する。
 
・接する道路の交通量…車の出し入れ位置の検討に必要です。
 
・塀の高さと材質…プライバシー、日照、風通しなどに影響する。
         ブロック塀なのか、フェンスなのかなども確認する。
 
・境界から隣家までの距離…プライバシー、日照、風通しなどに影響する。
 
・隣地建物の窓の位置…お互いのプライバシーに影響する。その窓が何の部屋なのかも要チェック!
 
・水道、ガス、下水管の取り出し位置…建物や水まわりの配置の検討に必要です。
 
・側溝の位置と幅…カーポートなどの排水や雨水排水の検討に必要です。
 
・電柱、電線、支線の位置…人や車の出入りに影響する。
 
・眺望の良い方向…眺望の良い方向があれば、窓位置などを工夫して活かせるようにしたい。
 
・周辺建物の外観、町並み…町並みを配慮したデザインにすることで、町の雰囲気を大切にする。
 
・街路樹の位置、樹種、高さ…車の出入り位置に影響する。
 
・敷地内の樹木の位置、高さ…建物配置や形状に大きく影響する。
              樹木を残すと建設時の作業に影響与える場合があるので要チェック!
 
 
 

 次に、インフラ環境についてです。
 
 そもそも、インフラ環境ってなに?という方も多いと思います。
 インフラとは、水道や電気など日々の生活を支える基盤となるものです。
 
 ですので、インフラ環境を確認するとは、水道や電気などの設備環境を事前に確認しておき
 自己負担でしなければいけないことはないかなどの把握することです。
  
 今回は、そのインフラ環境を確認する際にチェックしておきたいものを紹介します。
 
・制水弁フタ…下部に給水本管(浄水場で処理された水を送る管)があるかの確認ができる。
 
・下水本管マンホール…下部に下水本管(下水道が流れる管)があるかの確認ができる。
 

・側溝や集水桝…雨水や浄化槽排水などを流すために必要になる。
 

・止水栓…上水道が引き込まれているかの確認ができる。自治体の水道局などに聞くと詳しく調べられる。
 

・アンテナ…有線を確認し、近隣のテレビ受信状況を判断する。
 
・ガス遮断弁…ガス本管から敷地内への引き込み管の遮断用。
 

・量水器…水道管の引き込み位置、引込管径の目安となる。水道局の埋設管図と照らし合わせるとなお良い。
 

・ガスメーター…敷地内にあれば会社名を確認する。都市ガス共給地域かどうか確認ができる。
 

・プロパンガスボンベ…敷地内や近隣にあると都市ガス供給地域でない可能性があるためチェックしておこう。
 
 
 インフラ環境を確認するには、以上の部分をしっかり確認することが重要になってきます。
  
 下水本管マンホールや止水栓がなかった場合は 
 浄化槽を設置することになったり、新たに水道管を引くことになったりと、手間やお金がかかってきます。
  
 ですので、できるだけ早く確認をしておき、余裕をもって対応できるようにしましょう。
 
 これらのポイントは、敷地図などから読み取ることが難しいものも多く
 住まいを建てるうえで大きく影響与えるので、
 実際に現地に出向き一つ一つしっかりと確認することで、住みやすいより良い住まいづくりにつながります。

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