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スタッフブログ

2022.01.15

家づくりのスケジュール

家づくりに焦りは禁物です。なるべく早く理想のマイホームを手に入れたいと願うのは誰もが同じですが、建て始めてからは施主にできることは限られています。むしろ着工までにできることに対してしっかりと時間をかけて熟考しましょう。

 

良い住まいを手に入れるためには内装や間取りだけではなく、ライフステージに沿った実際の「暮らし」をイメージし、後悔の無いようにしていくことが大切です。

家づくりの流れの中で建て主がいつまでに何をして、工務店がどのような工程に沿って進めていくのかを下記に記しますので大まかに理解しておきましょう。

 

・情報収集
住宅情報やSNS、見学イベントなどで実際に見てみましょう。

 

・資金計画
総費用をざっくりイメージして、自己資金と住宅ローンの検討をしましょう。
弊社ではご希望の方には無料でライフプランシミュレーションを行っています。(要予約)

 

・土地探し
FOS(津山不動産オンライン)やSUUMOなどのポータルサイト、現地看板などで情報を集めましょう。最近では造成地ではなく一点ものの土地をお探しの方も多くおられます。弊社では不動産担当者が地主様との交渉も承ります。
下記のフローとは少し矛盾しますが、弊社ではこの時点で候補地に対するファーストプランを作成しています。土地を購入してから希望の間取りの家が建てられないなどという事態を防ぐために、プランを先に固めましょう。概算見積、住宅ローンの事前審査も同時に行えます。

 

・土地売買契約
プランと概算予算が決まり、問題なければ土地の契約をしましょう。法的な規制や接道の幅員土地の形状や方位、周辺状況などを考慮して決定すべきですが、基本プラン作成の際に設計部の方で確認済なはずなので、大きな問題は起きにくいです。一点注意が必要な点としては地盤改良の必要な土地かどうかという点です。これは購入後に地盤調査をしてみないとわからないため、想定より費用がかかる場合があります。予算には少しゆとりを持たせておきましょう。

 

・土地残代金支払い
残代金を支払うと同時に司法書士が登記の手続きを済ませます。これで着工できる状態となります。

 

・基本プランを決める 概算見積
土地をもともと持たれている方、すでに土地を決定されていた方はここからスタートになります。土地探しから進めていた方はすでにこなしたステップです。

 

・本設計申込 設計料の支払い
ファーストプラン、ライフプラン、概算見積がOKになると、詳細な見積りを進めていきます。そのための図面作成、調査費などにかかる費用を一部お支払いいただくケースが多いです。建築費の全体に充当されますので、先にお預かりするというイメージです。

 

・基本設計 詳細見積り
住まいのイメージやご要望、法的規制を詳細に検討し、プランの打ち合わせを重ねていきます。工事の総額だけでなく費用の内訳を明確にし、使用する材料のグレードや工事の範囲などを確認していきます。見積りと施工を行うために必要な図面や仕様書などの作成を行っていきます。

 

・建築確認申請
建築主事または指定確認検査機関に決められた書式と図面を提出し、審査手数料を支払います。この際の費用は本設計申込金から拠出します。

 

・地鎮祭、工事着工
土地、設計が決まるといよいよ着工となります。建築工事に先立ち、地の神を鎮め、工事の安全を祈願します。お供え物や玉串料などの費用が必要になります。

 

・上棟式
基礎工事が完了し、棟を上げる際に行います。建前(たてまえ)とも呼びます。家への祝福と職人さんへのねぎらい、工事の無事完成を祈願する儀式です。以前はご近所の方をお呼びしてお餅やお菓子を撒いていました。現在でもご希望の施主様の工事では行いますし、年に一度の当社のお客様感謝祭では建前を模して餅投げを行っています。

 

・中間検査
工事途中に、構造や施工の状況が建築基準法に適合しているかどうかを建築主事または指定確認検査機関が検査します。

 

・木工事完了 中間金支払い
大工工事がおおむね完了して仕上げ工事にかかる時期になります。現場でも一つの区切として工事請負金額の中間金の支払いの目安となっています。

 

・色決め
大工工事完了の前に打ち合わせをしておくことになりますが、仕上げ工事となる内装の色や品番を決めていきます。壁、天井の色、家具や設備機器などの色などを決定します。

 

・完了検査
工事完了時に建築確認申請通りに施工されているかを建築主事または指定確認検査機関が確認します。検査済み証が交付されますので大切に保管してください。

 

・竣工検査
設計者、施工者、施主の三者で設計図通りに施工されたかを確認します。弊社では引渡し日前に社内検査を社員総出で行います。

 

・引渡し
とうとうお引渡しです。鍵の開け方、閉め方から設備関係の使用方法、注意事項などをご説明します。必要書類なども一式をお渡しさせていただきます。

 

・各種手続き
電気、水道などのライフライン関係は事前に手続きを行っておくことが可能です。補助金申請、給付や税金の納付手続きなどは引き渡し後に行われます。

 

大雑把な書き方にはなりますが、以上のような多くの工程を経て完成していきます。着工後は決められた工程に沿って現場は動いていきます。昨今ではウッドショック、半導体ショックなどの影響で工程にずれが生じることもありますが、常に情報収集は行っていますので極力ロスの出ないように進めています。多くの職人が現場に出入りすることもあれば、加工場で仕事をしているので現場に人がいない時期もあります。要所要所で進捗の説明をさせていただきます。

 

工事が始まったら施主様にも積極的に現場に来ていただきたいと思います。職人さんたちも施主様の顔がわかると仕事にも張りが出ますし、より良い仕事をしようという気持ちになるものです。もし何らかの理由で想いと違う工事がなされていたとしても早期に気づくことができれば修正がしやすくロスが少ないです。双方にとって良い結果が得られやすくなります。

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