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2022.08.29
思い描く理想の新居にするためには
打ち合わせで何を話すかが重要となるので建て主は、設計者や担当の方に要望をうまく伝えなければなりません。
その伝え方も様々で、最低限かなえたい事柄を箇条書きにする方法、設計者のほうから細かい設問を投げかけてもらい答える方法などがあります。
これらの方法すべてで大切と言えることは、建て主自身が明確なイメージをもち、それらを整理しておくことです。
「お任せ」というスタイルは、後でこんなはずでは…説いたトラブルの原因になることがあるので、お勧めできません。
また、設計する側にしても建て主とイメージを共有してこそ、その家族にあった発想をすることができます。
打合せで要望を伝える際に、まとめておきたい項目を紹介するので参考にしてみてください。
・家づくりの計画概要
入居期日や概ねの予算と上限を意識しておく。家族構成やそれぞれの年齢、所属なども伝えておきましょう。
・家族の暮らし方
これまでの暮らしがあってこそ、新しい住まいが思い描けるので、家族一人ひとりの生活パターンなどの家族の暮らし方を振り返りましょう。
また、新しい家に反映したいスタイル等も書き出しておきましょう。
・デザインイメージ
外観やインテリアの希望があれば書き出しておきましょう。
雑誌やホームページ等で気に入ったデザインがあれば写真などを掲示するのもよいですね。
・部屋の希望
希望する部屋があれば、広さつくり、使い方の希望を出しましょう。
・敷地利用や屋外の要望
敷地の所在地と測量図は用意しておきましょう。
建物配置や車庫、庭などに希望があれば、敷地図に簡単にスケッチするのもよいですね。
・家のつくりに関する要望
耐震性などの構造や断熱、使いたい素材や設備などの希望を書き出しておきましょう。
・家具や家電品のリスト
新居で使う予定の家具や家電品の幅・高さ・奥行きや置きたい場所を書いておきましょう。
これらのほかに、住宅の設計をするときは、最初から建物のかたちや部屋の配置などを決めるのではなく
各スペースの機能や用途に分け、それぞれに必要な広さや位置をゾーンとしてとらえ
それぞれのつながり、日照・風通しなどを考えながら、配置を検討する「ゾーニング」という作業があります
家族のライフスタイルに合わせたより良い住まいづくりには、このゾーン二ングは欠かせない作業なので
ですので、家族の希望する部屋や家事の流れを重視した配置決めなど要望をしっかりとまとめるのも効果的です。
平屋以外では、それぞれの階でゾーニングを行ってから、
各階が実際に重なった状態を想像することにより、階段や吹き抜けなどの位置の矛盾に気づくことができます。
自分たちでゾーニングを行う場合は、方眼紙を使うと有効的です。1.8㎝角を一坪と見立てると、縮尺100分の1になるので、
同じ縮尺の敷地図を用意して、重ね合わせると各スペースの大体の大きさを確認しながらできるので、とても便利です。
しかし、ゾーニングをするとき
同時に考えておかないといけないのが敷地に対して、建物をどのように置き、どんな輪郭にするのかなどです。
日照や風通しなどの問題、隣家や道路との関係、人や車の出入りについてなど
大きく影響してくるので、周囲の環境も含めて検討するとよいでしょう。
建て主が、これらの項目をしっかり考えておくことで、
設計者や担当の方とイメージを共有しやすくなるため建て主が理想とする新居の実現につながったり
家族に合わせた発想ができたり、双方にとって良い効果があり、よりよいマイホームの実現につながることが期待できるでしょう。