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2023.09.27

間取りを考えるうえで欠かせないことって?

家づくりの中で1番楽しい部分でもあり1番悩む部分、それが間取りを考えることではないでしょうか。
 
設計に関することは難しいから、全部設計者に任せよう!そう思ってはいませんか?全部任せてしまうと設計者が主観的に考えた図面が出来上がります。家づくりは一生に一度の大イベントでもありますので、遠慮せずに要望を設計者に共有した方が、より納得のいく家づくりにつながります。
 
そこで今回は設計の知識がなくても楽しく家づくりが出来るよう、間取りを考えるうえでの約束事を紹介していきます。
 
・玄関は家族空間に直結させる
 玄関は家族空間への入口ととらえ、廊下の起点としないことと、来客を家族空間に迎え入れやすいように配慮することが必要です。ホールから家族空間に入ってすぐリビングではなくキッチンだと生活環境がオープンになるので、あまり好まない人もいると思われます。
 
・家族空間は一体につくる
 リビング、ダイニング、茶の間、座敷、書斎など、家族空間となる部分は多いので、広がりのある空間を心がけ一体感のあるつくりにします。そして、家族がふれあいをもちつつ生活する、家の中心となる家族のコミュニティ空間にします。
 
・階段は1・2階の生活空間を結ぶ位置
 階段は玄関と2階をつなぐのではなくて、1階と2階の生活空間をつなぐ装置だと考えましょう。玄関からすぐ階段だとお子様がいつ外から帰ってきたかわからなくなり、その分コミュニケーション不足になりかねません。
 
・吹抜けは生活空間内にとる
 1・2階の生活空間を立体的に連続させることを心がけます。
 吹抜けを玄関に設けることは多いですが、見た目の広がりだけで、寒さが2階まで吹き込むなどマイナス要素にもなるので注意です。家族空間に設けると、より開放的になりその分日当たりが良くなるので場の雰囲気も良くなります。
 
・子ども部屋は可変空間とする
 家具や簡単なしつらえを動かすことで、子供の成長に対処できるよう、可変性の高いつくりを心がけることが必要です。子どもの生活は子ども部屋に限定せず、家中に展開するものとし、遊び場、作業場になる共用のスペースもあるといいですね。
 
・お年寄りの場は家族空間に近く
 日当たり、風通し、落ち着きを考慮しながら、お年寄りが孤立するような間取りは避けましょう。お年寄りの部屋が水回りや家族空間から遠いと緊急時の対応が遅れてしまうのでワンクッション置いて家族空間につなげるよう配慮します。
 
・プライバシーは夫婦寝室のみ
 来客に1番見せない部屋でもあるので、プライバシーを必要とするのはこの部屋のみだと考えましょう。
 
・引き戸を多用する
 生活空間に広がりを求めるなら、引き戸で部屋を区画しましょう。戸が邪魔になる場合は、壁の中に引き込む戸を設けると見栄えもよくなります。
 引き戸は和風洋風に関係なく取り入れることが可能であるため、すべての場所に引き戸を設置できます。
 
以上、間取りを考えるうえでの約束事でしたがいかがだったでしょうか。 少しでも楽しい家づくりの手助けになったらと思います。                                          

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