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2024.03.04
どんな住まいにも必要不可欠なトイレですが、間取りを考えていく中で
LDKや寝室に気をとられて、あまり考えずに進めてしまうことも…
トイレ1つにしても、広さや収納スペースを意識することで、使いやすさが大きく変わってきます。
今回は、トイレが使いやすくなる一工夫について紹介します!
〇トイレの広さを知っておこう
戸建てのトイレスペースは、一般的に0.5坪と言われています。
普段使いする分には、問題ない広さではありますが、手洗いや収納を設置するには、窮屈さを感じるかもしれません。
そういった場合には、0.75坪がオススメで、手洗いカウンターや、収納を設置しても少しゆとりのある空間となります。
ただし、人によっては「広すぎて落ち着かない」「広さがあるため、掃除が大変」と感じる可能性もあります。
また、介護が必要な家族がいる場合は、介助スペースを考慮して1坪以上が望ましい。
そのほか、ドアを引き戸にするなど、開口部が広く取れるものにした方がよいですね。
〇タンクレスとタンク式どちらが良い?
タンクレスとタンク式、どちらにも長所と短所がありますが
一番気になる掃除のしやすさを見ると、圧倒的にタンクレスに軍配が上がります。
タンク式の掃除となると、床掃除をする際にタンクの大きさの分だけ余計に裏側まで
手を伸ばす必要が有り、便器と壁の間が最低でも190㎜ないと拭きにくいと言われています。
一般的な広さといわれる0.5坪ほどですと、掃除の不便さが目立ってしまいます。
また、タンクレスは見た目のスマートさなどのメリットがあります。
しかし、2階以上に設置する際の水圧の不安点や便器と便座が一体化しているので
どちらかが壊れてしまうと一式の交換となってしまうデメリットがあります。
その点、タンク式ですとどちらかが壊れてしまっても、別々に交換可能なので
長期的なメンテナンス性能では、より優れていると言えます。
〇狭いトイレを快適にする2つの手法
1.手洗いスペースの一工夫
トイレにかけられるスペースが狭い場合や扉位置・動線を考えた場合に
手洗いスぺースをトイレ外に設置した方がよいこともあります。
特に玄関からトイレが近い場合には
兼用で使える手洗いスペースを設けることで、動線も意識しながら使い勝手の良い空間が生まれるでしょう。
また、手洗いをトイレ内に設置するなら狭い空間を圧迫することなく設置できる埋め込みタイプもおすすめです。
しかし、壁の厚みや構造によっては設置が不可能なケースがあるのでご注意を。
2.収納の一工夫
広さに余裕がないときは、収納も必要最低限の大きさにしたいですよね。
収納付きのコンパクトサイズな手洗いユニットもありますが、數納スペースとして考えると少し使いにくさがあります。
そういった場合には、ミドルキャビネットやサイドへのニッチ収納がオススメです。
★ミドルキャビネット
便器上に目の高さほどの位置で、壁付け収納を設置するものです。
目の高さほどにすることで、座った状態でも手が届きやすく、使い勝手の良い収納となります。
★サイドのニッチ収納
ニッチ収納とは、壁を少しへこませ収納スペースを作るという意味で、
トイレ内に用いることで、スペースを圧迫することなく収納が使えます。
狭い空間でも上記のような工夫を凝らすことで
使い勝手の良いトイレが生まれ、デッドスペースになるはずだった空間を他のスペースとして活用することができます!
後回しにしがちなトイレですが
しっかりと考え、それぞれの生活にあった使いやすいトイレを見つけてくださいね。