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2024.03.11

視点を変えた家づくりをしてみませんか?

10年後、20年後の家はどうなってる?
 
 
「皆さんは家づくりを考える際,何を重要視して考えますか?」 と突然聞かれると悩まれる方もいらっしゃると思います。
 
何を重要視するかは、それぞれの家に対する価値観によって異なります。広さ、デザイン性、動線、日当たり、通気性、耐震性、価格など
全ての要素が完璧であればよいのですが、限られた敷地の中で考えるとどれかを妥協しなければならず、優先順位が生まれてきます。
そこで何を優先していくかによって多種多様な家が出来上がるのです。
 
 
今回は、上記の価値観とはすこし異なりますが、家づくりをする際に目指したい4つの視点を紹介していくので
これから家づくりを考える予定の方、家づくりに興味を持たれた方などの参考になればと思います。
 
 
 
「長持ちする家」
 
 家は衣類のような使い捨てではなく、世代が変わっても住み継ぎたいものです。
 そのため、建物を支える構造をしっかりつくること、家族の変化に対応できるつくりにすることが大事です。
 最近の新築の傾向ですと、2階建てより平屋を多く見かけるのではないでしょうか。
 小さいお子様がおられる方は、将来お子様が成長して巣立って行ったあとお子様が使われていた2階の部屋はどう使うか悩まれると思われます。
 高齢になってくると、できるだけ長い階段を上り下りしたくないので普段使いしない物の収納部屋となってしまいがちです。
 そういった点を考えると、広い敷地であれば平屋にする、2階をあまり広くとらないといった長期的なことを視野に入れるのも良いでしょう。
 
 
 
「自然と同棲する家」
 
 日当たり、通気性など周辺環境を最大限に活かし、四季を感じて無駄なエネルギーを使わない家というものもあります。
 最近、電気代が高くなってきたのでできるだけ削減したいと思われる方もおられることでしょう。
 日当たりが良ければ、夕方電気をつけるタイミングを少しでも遅らせることが出来ますし
 冬の寒いシーズンでは、暖房をつける時間が減り電気代を安くすることが出来ます。
  
 通気性をよくすると、暑い時期の冷房をつける時間を減らすことができます。
 また、カビやダニが発生しにくくなる効果もあるので、家族にも優しい家になります。
 
 
 
「社会・地域とつながりのある家」
 
 子育て期や高齢期などには、周囲の助けを借りる必要もあります。
 それには、段差など凸凹をできるだけなくしたり玄関を広くとったりなど、来客を迎え入れやすいつくりであることが大切になります。
 また、接客は子どもにとっても大事な教育の場なので、家の中も来客と家族が自然に接することが出来るようにすることも大切です。
 そのほかにも、家の外観や庭のつくりも、その場に住む方々だけのものではないと考えましょう。
 町の雰囲気は、個々の家の集積で決まりますので、周囲への配慮が必要となります。
 
 
 
「広がりのある家」
 
 個室の独立性や快適性に重きを置きすぎると、廊下が中心になった閉鎖的な家になりがちです。
 そうなると風通しや採光が不十分になり家全体がどことなく暗いイメージとなってしまいます。
 また、各部屋が閉鎖的ですと、家族とのコミュニケーションも制限されてしまいます。
 また家の中だけでなく家の外でも近所の方々とのつながりを大事にし、平面的にも空間的にも広がりのあるつくりとします。
 設計者に図面をもらった後、実際にその場所に住んだ気持ちになって何か不便なところはないか考えてみるのもいいかもしれませんね。
 
 
 
今回は「長持ちする家」「自然と同棲する家」 「社会・地域とつながりのある家」 「広がりのある家」 
4つの視点についてお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
少しでも皆さんの支えになったのなら幸いです。

 
 
また、今回紹介したもの以外にも、たくさん考えたいことが存在します。
ただし考えすぎは禁物です。
楽しいはずの家づくりが、かえって苦痛やストレスになってきます。
一緒に住むパートナーや担当となる設計者と、知識や夢を共有しながら完成まで楽しく家づくりができるといいですね。 

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