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2024.04.30

浴室にちょこっと一工夫

前回に引き続き、住まいの中の一工夫をご紹介します!
 
今回は、浴室の一工夫です。
 
近年は、ユニットバスを導入する住まいがほとんどになってきました。
そんなユニットバスでも、少しの工夫を知っておくだけで、ご家庭に合った使いやすさを得ることができます!
 
 
まず、ユニットバスのサイズについて知っておきましょう。
ユニットバスの広さは、主に4桁の数字で表されます。
この4桁の数字とは、ユニットバス内側の幅と奥行を表しており、実際の浴室広さが分かります。
 
戸建で、一般的に用いられるサイズが「1616」や「1618」になります。
約1坪の広さになり、大人1人とこども1人が一緒に入ることができます。
形状にもよりますが、身長180㎝の方でも足を伸ばして入れる浴槽広さが設けられており、ほとんどの方がゆったりとくつろげます。
 
「1616」などのサイズより一回り大きくなるのが「1620」や「1621」になります。
浴槽サイズに変わりはありませんが、洗い場が約40㎝広くなります。
介護に使用できる広さなのも良い点です。
しかしその反面、掃除の手間が増え、施工費やランニングコストは上がってきます。
 
規格の中で、最も大きいサイズが「1623」や「1625」になります。
洗い場も浴槽もゆとりをもって利用することができる広さです。
円形浴槽などの大きい浴槽を置くこともでき、選べる設備の幅が広がります。
また、介護をする際に車いすを使用することができるといったメリットもあります。
 
 
上記のように、規格の中でも浴室サイズには様々なものがあります。
しかし、浴室サイズだけでなく浴槽サイズや窓の配置、浴室ドアもしっかりと考えることで、より使いやすい浴室になります。
 
 
〇浴槽サイズについて
 浴室の広さによって、浴槽のサイズも変わってきます。
 やはり、ゆっくりと浴槽に入るならば家族全員が快適に脚を伸ばせる広さが欲しいですよね。
 目安として、身長160㎝の方は浴槽幅130㎝(1316サイズ)ほど、身長180㎝ですと浴槽幅150㎝(1616サイズ)だと言われています。
 ですので、家族全員が足を伸ばして浴槽にしたいのなら、最低でも1616サイズ以上の浴室を選びましょう。
 
 
〇浴室窓について
 浴室内の日当たりや風通しを図れる浴室窓ですが、大きさや高さを考えておかないと使いにくさが生まれてきます。
 プライバシー保護を考えるなら、浴室窓の大きさは幅300~600㎝ほど、配置は高くするのがオススメです。
 しかし、高く配置しすぎると開閉がしにくくなることがあるので、屋外から頭部が見えるくらいが適していると言われています。
 また、価格は上がりますが断熱窓にしたり、すりガラスにしたりといった対策もあります!
 
 
〇浴室ドアについて
 浴室ドアは、大きく分けて3種類、価格は様々でそれぞれに特徴があるのでご紹介します。
 
■省スペースで設置可能「折れ戸」
 ドアの開閉時にあまり場所をとらず、浴室サイズ関係なく設置可能なドアになります。
 3つの中で最も安価で、標準仕様として使われます。
 しかし、開閉に少し力がいる為、子どもや高齢者は開閉しづらく、ドアの凸凹に汚れがたまりやすいという面もあります。
 
■開けやすく掃除が楽「開き戸」
 脱衣室側に引く形状と浴室側に押す形状の2パターンあります。
 ドア枠の床部分に溝がないため掃除がしやすく、開閉に体重をかけやすいため、子どもや高齢者でも開閉がしやすいです。
 しかし、どちらの形状にしても開く分のスペースをも確保しなければならないといった面もあります。
 
■開口部が広く安全性が高い「引き戸」
 3つの中で開口部が一番広く、ドアの前で人が倒れていても開くことができるので、安全性が高い。
 しかし、引込スペースが必要となるので、構造によっては設置できないケースもあります。
 また、3つの中で最も高価になります。
 
 
 

浴室だけでも、浴槽サイズや窓、ドアといった選ぶ箇所がたくさんあります。
しかし、ただ高価なものを選べば使いやすくなるわけでもなく、今回ご紹介したようにそれぞれに特徴があるので
住まいのプランやご家族のスタイルによって、快適に使える浴室にしていきましょう!