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前回、様々なキッチンスタイルについてご紹介しましたが
今回は対面キッチンについて深堀していきたいと思います！
 
 
～対面キッチンに必要な部屋サイズ～
　従来の壁付け方キッチンですと、部屋サイズを特段気にすることなく配置できたが
　対面キッチンとなると、そうとはいかず収納スペースや作業スペース、その間の通路幅など
　それぞれの寸法をバランスよく考える必要があるため、ある程度のスペース確保が必要となってくる。
 
　キッチンの大きさを2400mm×650mm、その他の必要寸法を計算すると、おおよその必要寸法が見えてくる。
　一般的な対面キッチンは、幅3200mm×奥行2150mm（4.5畳程度）が必要と考えてよいだろう。
　DKは8～12畳、LDKは14畳以上が一般的な広さであることを念頭に置き、バランスを意識して考えたいですね。
 
　対面型キッチンで、ストレスを最も感じやすい点は、キッチンと背面収納間の通路幅です。
　この幅が狭すぎると窮屈に感じ、逆に広すぎると作業効率が悪くなってしまいます。
 
　最低幅ですと750mmでも作業は可能ですが、背が高い収納を置くと圧迫感を感じてしまうため、あまりオススメできません。
　ですので、1人での作業が多いとしても800mmは欲しい。
　複数人での利用を想定しているのであれば、900mmは必要となります。
　ちなみに、1000mmですとお盆を持ちながらのすれ違いが可能、1100mmを超えると幅が広すぎて使いにくさが生まれます。
 
　対面型キッチンで、考えがちなのが対面カウンターです。
　しかし、これが落とし穴でとりあえずつけてはみたけど、使わずに部屋を圧迫するだけになってしまうことも。
　どういった使い方をするのかをしっかりと考えたうえでのプランニングをオススメします！
　また、使い方によっては奥行を考えなくてはなりませんし、収納を付けるかなど、使いやすさも意識しましょう！
 
 
 
　キッチンレイアウトを考えるうえで、さらに重要となるのが、家電とゴミ箱の置場です。
　収納やキッチン面のレイアウトは、しっかり考えたけど、家電などの置場がないということが
　起きてしまうとせっかくのキッチンに使いにくさが生まれてしまいます。
　ですので、プランニング段階で、どういった家電を置くのか、ゴミ箱はどんな形・大きさにするのかを想定しましょう。
 
　キッチン家電は「毎日使うもの」と「時々使うもの」に分け、
　毎日使うものはカウンター上に、それ以外は出し入れのしやすい場所へ収納しよう。
　カウンターに置きたいものの寸法によって、カウンター幅が決まります。
　例えば、電子レンジと炊飯器を設置するのであれば、カウンター幅は750mm以上が理想的となります。
 
　ゴミ箱は、可燃物・不燃物・資源ごみの最低3つの設置が必要となります。
　パターンとしては、キッチン・背面収納・キッチン側面に作ることが考えられる。
　また、ゴミ袋をウッドデッキなど屋外に置いておきたい場合は、勝手口などへの動線も意識しながら考えたい。
　ゴミ箱のサイズも様々なので、使いたいゴミ箱を決めてからプランニングすることも重要です。
 
 
 
　今回は、対面型キッチンについて深堀していきました。
　近年、主流となっているスタイルではありますが、キッチン面はもちろん背面収納等も意識することで
　使い勝手が大きく変わってきます。
 
ただ流行っているからではなく、自分たちに合ったスタイルだからという形で考えられるようにしたいですね！